G20 OSAKA Citizens' Summit は終了致しました。
※ 関連イベントのお問い合わせにつきましては、各主催者までお願い申し上げます
G20大阪市民サミットを一緒に盛り上げ大阪・関西から声をあげていきませんか!
2019年6月28・29日のG20大阪サミットは、世界から主要国のリーダーたちが集まり、地球上のさまざまな問題解決に向けて話し合い、その解決を探求する貴重な機会です。私たち市民社会組織(CSO)は、G20の公式の連携集団Engagement GroupであるC20としてこれまで国際的な連帯を通じて世界各国への政策提言活動をしてきました。開催国のCSOが結び目となって活躍し、今年もすでに日本でC20会合が開かれ政策提言がされています。
私たちCSOが率先して解決をしていかなければならない問題は、身近な地域にも世界にも山積しています。その解決に向けて、私たちは政府部門や民間営利部門の活動を促進するとともに、CSO相互間そして他の部門とのパートナーシップを構築していくことが大切です。その実現のためには、一人ひとりの市民、そして一つ一つのCSOが相互に呼応し連携しながら、これらの声を集め、それを地域に、各国にそして世界に伝えることが決定的に重要だと考えています。今回の大阪でのサミット開催は、大阪・関西の地域に基盤を置く市民やCSOが活躍できる貴重な機会ですし、日本や世界のCSOと連携して各国首脳に働きかえることができる絶好の機会でしょう。
私たちG20大阪市民サミットは、この目標のために、G20大阪サミットに平行して市民社会サミットを開催することにいたしました。多くの市民の皆様方そして市民社会組織の皆様方のご参加をお待ちいたしております。
共同委員長 新川 達郎 (にいかわ たつろう)
同志社大学大学院総合政策科学研究科教授・政策学部教授
G20に参加する国と地域の経済規模をあわせると、世界のGDPの80%を越えます。G20の決定と行動が、どれだけ私たちの生活に重要な意味をもつかがわかります。また、グローバル化した現在の世界では、いろいろな課題もグローバルに絡み合っていて、政府だけでは問題を解決できなくなっています。市民社会がG20の議論に参加することが大切なのは、そのためです。
世界的には、市民スペースの縮小という懸念すべき現実があります。市民が自由に発言し、政策議論に関わることは、SDGsの重要な理念でもある民主主義や人権の実現にも欠かせません。
4月に東京で開催されたC20に続き、G20大阪市民サミットでも、「フェミニストで行こう」「サミットの場に来られない人たちの声を聞こう」「平和で豊かで持続可能な未来へのパッションを発信しよう」の3点を大切にします。
6月の大阪で、未来の社会と世界を一緒に考え、行動に移しましょう!
共同委員長 三輪 敦子 (みわ あつこ)
気候・エネルギー:脱炭素化と再エネ100%実現へのアクション
G20サミットの議題の1つである気候変動。最新の科学を踏まえ、脱炭素化と自然エネルギー100%をめざすトレンドが、各国政府・自治体・企業など多様なセクターで加速しています。原発再稼働や神戸製鋼の石炭火力発電所新設などの課題に直面する大阪・関西で、持続可能なエネルギーについて議論します。
【登壇者】 伊与田昌慶(気候ネットワーク)、宮崎学(地球環境市民会議CASA)、アイリーン美緒子スミスさん(グリーンアクション)、豊田陽介(気候ネットワーク)、久保はるかさん(甲南大学)
2030年に向けて、市民、地域からはじまる社会の変化・変革 ~各地域のSDGs取り組みの事例とKANSAI-SDGs市民アジェンダを通じて考える市民社会(CSO)の可能性~
市民の視点から、地域の社会課題を持続可能な開発目標(SDGs)に繋げ、これまで進めてきた議論を共有。2030年「誰も取り残さない」「持続可能な社会」にするにはどんな変化や改革が必要か。SDGs達成にむけ、市民社会(CSO)が意思決定の場へ参画することの重要性や、北海道をはじめとする各地域の先進事例と課題を共有・議論し、市民社会(CSO)のゆるやかなネットワーキングにもつなげます。
【登壇者】 熱田典子(アジア協会アジア友の会)、小泉雅弘(さっぽろ自由学校「遊」)、岩崎宏保(関西NGO協議会) 、石原 達也(NPO法人 岡山NPOセンター)、玉城直美(沖縄NGOセンター)他
子どもとSDGs・子どもの権利・子どもの人権擁護
SDGsの中で子どもは埋もれがち。2019年は日本の子どもの権利条約批准25周年。2月には国連子どもの権利委員会が日本の取組み状況に勧告を出しましたが、新たな課題が指摘され、厳しい状況のまま。関西の子どもの状況から「子どもを誰ひとり取り残さない」連帯をめざし、提言づくりを行います。
【登壇者】 未定
【逐次通訳(日英)】【手話通訳(日本手話)】
SDGsと夢洲万博:夢洲のリスクとポテンシャル
夢洲で万博開催? 夢洲は「生物多様性ホットスポット」であり、「国際コンテナ戦略の中心的機能」を担う関西の物流の要。一方、軟弱地盤や台風など、災害対策も大きな課題。そして、万博とカジノは相容れないという批判も聞こえてきます。夢洲以外の会場候補地をふくめ、SDGsと両立する万博を考えます。
【登壇者】 未定
国際連帯税と保健医療へのアクセス:「すべての人に健康を」実現に向けて
90年代、エイズ危機で顕在化した「治療へのアクセス」と企業の「知的財産権保護」の対立。そんな課題解決のため「国際連帯税」を使って設立された国際機関「UNITAID」は、多くの人の命を助ける一方、課題も山積。この分科会で最新の世界の議論を知り、共に考えましょう。
【登壇者】 稲場雅紀(SDGs市民社会ネットワーク) 他
【逐次通訳(日英)】
G20「質の高いインフラ」議論と日本の「インフラ輸出戦略」の課題
本分科会ではG20大阪サミットの主要論点のひとつである「質の高いインフラ」について、G20の議論動向、日本のインフラ輸出の政策課題、途上国で生じている問題等を踏まえて、「質の高いインフラ」原則の内容と日本政府のインフラ輸出方針の課題について議論を行う。
【登壇者】 田辺有輝(JACSES)、波多江秀枝(FoE Japan)、 Dwi Saung(WALHI) 他
外国にルーツをもつ市民の人権:とくに移住労働者に焦点をあてて
本分科会では、移住労働者の送出国・受入国の双方が集まるG20という機会をとらえ、あらためて、移住労働者について「人権」という観点に立ち、現状についての理解を深め、また、国際的な取組・日本国内の取組双方を視野に入れつつ、今後の取組について議論します。
【共催】この分科会は国際開発学会 社会連携委員会による共催をうけています。
【登壇者】 ①早崎直美(RINK 事務局長) ②山田美和(ジェトロ・アジア経済研究所 新領域研究センター・法・制度研究グループ長) ③山田ロサリオ(日本ボリビア人協会 理事長)/岡島克樹(大阪大谷大学 教員)
【逐次通訳(日英)】
世界に学び、大阪・関西で行動する:ジェンダー課題の解決のために
C20, W20での議論やジェンダー課題を理解し、市民目線で検討、それぞれが暮らしや活動の中で行動を起こすことに繋げます。「ジェンダーに基づく暴力とそれを生むジェンダー意識」「平等な働き方やケアワーク」「コンフィデンス・ギャップ」「政治参加」「複合差別」等について話し合う予定。
【登壇者】 三輪敦子(ヒューライツ大阪所長) 他
【手話通訳(日本手話)】
世界の人口高齢化に立ち向かう市民社会のチャレンジとは
2045年、全世界で高齢者数が子どもの数を上回り、2050年には60歳以上が先進国で30%、途上国で20%まで増加する見通しです。高齢化のスピ―ドが先進国より早い途上国は、社会経済が成熟していません。SDGs目標3「すべての人に健康と福祉を」達成に向け、C20での議論をふまえて考えます。
【登壇者】 未定
ヒロシマ・ナガサキから世界へ 核兵器の禁止・廃絶を
2017年、国連で「核兵器禁止条約」が採択され、ヒバクシャや長崎市をはじめ、世界の多くの都市が条約批准を各国政府に求めています。しかし核大国の政府等は、条約に反対し批准を妨げています。私たちは「戦争被爆国 日本」から、核兵器禁止条約の批准と核軍縮による持続可能な開発の促進を世界にアピールします。
【登壇者】木原省治(広島市原爆被害者の会・被爆二世部会)、崎山昇(全国被爆二世団体連絡協議会・会長)、稲岡宏蔵(非核・平和のひろば-ノーモア・ヒバクシャ 核廃絶を-)他
「切らない支援」を目指して:大阪におけるホームレス支援の現場から
SDGsのスローガン「誰一人取り残さない社会」。しかし今「取り残されている人」に、その言葉は伝わっているでしょうか。都市イベント開催のたび、社会的弱者が排除される現在。「最も苦しい人が、取り残されてしまう社会」にしないため、市民セクターに何を求められるか考えます。
【登壇者】 未定
教育現場の構造的課題を探る!:縦と横の繫がりと共感を広げるチャレンジ
現場には余裕がなく、国際・政策的議論が届かない。こうした状況を、個人の努力だけでなく仕組み(構造)の問題として捉え、その解決に取り組んでいけないか!?根本的課題に取り組みながらも現場を支え続けるためにまずは繋がりを広げたい。大きなチャレンジへの一歩をみなさんと踏み出したいです。
【登壇者】 未定
アジア諸国における多数者と少数者の和解:”平和に生きる権利”を地域住民の視点から
「一つの国家」とは?「住民自治」とは?地域住民の視点が抜け落ち、疑念が向けられる一帯一路。ウイグル・モンゴル・チベット…民族平等・互学互鑑を忘れた民族弾圧。人権侵害の実態。拘ることなく敢えて”対話による和解”の道を探り、人間の安全が保証される共栄圏の実現について考えます。
【登壇者】 武者小路公秀(反差別国際運動 代表理事) /Kinhide Mushakoji
佐久間英途(Students for a Free Tibet Japan Mie chapter)/Eito Sakuma
サウティ・メメティ(東トルキスタン出身) /shawuti mohemaiti
ゴブルド・アルチャ(南モンゴル自由民主運動基金 理事) /Govrud Archa
チュイデンブン(アジア自由民主連帯協議会 理事) /Choi Dan Ben
【逐次通訳(日英)】
地域から世界へ:住民主体の政策立案・政策協働をめざして
日本でも少しずつ認知されてきたアドボカシー(人々の声を政策に繋げ実現する活動)。よく知られた国際的なものだけでなく、日本の地域レベルでの優れた事例を紹介対比し、人々やNGO/NPOが世界と繋がりながらアドボカシーや政策実現・協働のチカラをつけ、地域から民主主義を育む道を探ります。
【登壇者】 新川達郎(同志社大学)、神田浩史(泉京・垂井/東海市民社会ネットワーク)、加藤良太(あどぼの学校) 他
大阪から世界へ、SOGIにまつわる差別撤廃のための提言書
先進国の多くでLGBTQおよびSOGIEを理由にした差別禁止法や当事者の権利を守る法的保障が実現されている中、日本は方針としてまだ明確にされていない。今日の日本におけるLGBTQへの差別や人権侵害がどのように解決されるべきかを様々な観点から検討し、具体的な提案と実践の機会とする。
【登壇者】 六色かや子、いのもと、塩安九十九 他
【逐次通訳(日英)】【手話通訳(日本手話)】